景気循環は資本主義経済のもとでは

生産や消費などの経済活動が盛んになる好景気と、それらが衰える不景気が交互に発生するが、その変動の過程を景気循環または景気変動という。

景気循環はある一定の周期をもって発生し、好況と不況が波状的に繰り返され、その変動は経済のあらゆる部門に影響を与え、さらに国際的にも波及していく。

このような景気循環の波が本格的に現れるようになったのは、資本主義経済が確立された19世紀初頭のヨーロッパにおいてであるが、歴史上とくに有名なのは、1929年アメリカにその端を発した世界的な大不況である。

景気の上昇から下降への転換を景気の「山」(peak)、下降から上昇への転換点を景気の「谷」(through)とよぶ。

景気の変動する過程は、次の4局面に区分される。谷から山へ向かう拡張期または上昇局面、山を越えて下りはじめる後退局面、下りはじめて谷に至る収縮期または下降局面、谷を越えてふたたび上りはじめる回復局面、である。

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